日之影ボルダーへ行ってきましたよ。
クライミングを始めて
まだ数ヶ月の人から
「岩、登ってみたいです」
と声をかけてもらった。
その一言が
「お?」っとなんだか響いた。
自然の中で遊ぶことに
興味がある人なら
ジムで登っていたら
いつか岩に触れたくなるのは
当たり前の流れ。
その気持ちは
まっすぐで、嬉しい。
ただ、うちのジムは月曜定休で
店主としてなかなか
予定を合わせられないことが多い。
だから今回の
“月曜祝日”は超貴重だったよね。
常連さんにも声をかけて
24日、日之影ボルダーへ。

日之影は宮崎の中でも
特別なクライミングエリア。
見立渓谷沿いに
ボルダーが点在していて
地元の方々による
見立地区ボルダリング支援会の協力もあり
全国的にも知られる場所になっている。
紅葉には少し早かったけれど
秋の入口のような空気が
とても気持ちよかった。

渇水している今は
石の上を軽く渡りながら
スイスイ進めるくらい歩きやすかった。
移動が楽なのは
外岩デビューの人にとって
ちょうどいい条件。
足元を気にしすぎなくていいだけで
安心感がまったく違う。


ジムとは全然違う
ざらついた岩の手触り。
冷たくて
一つひとつの形が違っていて
どもそれがワクワクする。
最初の一手を出す前
遠くで水の音
静かな緊張
少し楽しさが混ざった空気が
そこにあって
岩場でしか見ないような
そういう表情を見ると
連れてきてよかったな
と思う。

外岩では
登れた一手の重さが違う。
登れなくても
景色そのものがご褒美
来ただけで満足!!でもいい
自然の中にいるだけで。
クライミングがただの“運動”ではなく
“遊び”になっていく感じが好きだ。

帰り道
身体は疲れているのに
心はふわっと軽い。
「また行きたいです」
その一言だけで
すべてが報われた気がした。
またタイミングみて
みんなで行きたい。

ジムで登って
少し自信がついて
「岩に登ってみたい」
そう思ってくれる人がいることが
本当に嬉しい。
外岩は特別な時間になる。
また
自然の空気を感じながら
登りましょう。
