濡れる街、渇いた心

5月、まだ前半。

けれど空の匂いが少しずつ湿ってきました。

雨の日が増えて、街は静かに濡れていく。

季節はゆっくりと、梅雨の入り口へ。

 

でも、ジムの中は変わりません。

 

濡れた靴を脱ぎ、チョークを手に。

 

 

壁の前に立てば、余計なものは少しずつ剥がれていきます。

 

外の空模様に関係なく、

登るというただそれだけの時間が、

心の奥の、名もなき渇きを癒してくれる。

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