鉾岳 大長征ルート

午前5時
薄暗い朝、薄着すぎかと戸惑わせる冷たい風
時期はずれだが5月なのにコーヒーの温かさがありがたい。

待ち遠しかったこの日
寝つきが悪かったのも忘れて
メンバーをピックアップしつつ

宮崎県延岡市 ”鉾岳”を目指す。
雄鉾岳、雌鉾岳の岩峰を有する鉾岳
その雌鉾岳の南面に展開する高さ200m近い
花崗岩の大スラブ

よっちみろ屋のテーマソングの歌詞に含まれる
“いぃちまい いわぁのぉ かこぉぉがぁんー”は
まさしくココのことである。

 

いくつものルートが存在する中
まだまだ未熟者の我々は大スラブの弱点を追いかける
“大長征ルート”11ピッチに挑戦する。
決して映えスポットのパックン岩が目的ではない。

通い慣れた比叡山を通り過ぎ
鹿川キャンプ場の駐車場をお借りし
GWのキャンプの多さにビックリしながら
取り付きまで登山道を歩く

誰よりも体力低下が否めない店主は
この登山道でバテて、この先不安になりつつ
メンバーの背中を追いかける。

 

一人休憩を挟みつつ
その大スラブへ辿り着く

あぁ宮崎のエルキャピタンやぁ

 

 

今回のメンバーは
加世田さん
金丸さん
飯田(兄)
飯田(弟)
シーたか

5人となったので3人と2人で別れ登る。

ボルダリングとは違いマルチピッチでは
支点だ確保だロープ捌きだと何かと大変なうえに
高度感も出てメンタルの戦いでもある。
ロッククライミングと聞いて思い浮かべるのがこのスタイル
2人の場合1人目が登り支点作って2人目が登る(これで1ピッチ)
そして2人とも1ピッチ目に来たら2ピッチ目へ1人目が登る
これを繰り返し山頂を目指す。

今回の大長征ルートは11ピッチなので
11回繰り返す。

ボルダーなら簡単にこなす動きも
地上から100メートルの岩肌でやるのとは全く違う。

 

正直”チビり”そうになりながら
その楽しさから”痺れる”思いもした

チビれる体験

こういう経験できるのも本当に

クライミングしてて良かった

心底そう思った次第。

登山道で下山
冒険感満載のトレイルに登山でも十分楽しめそうな鉾岳

スラブで落ちない自信がある方は一緒にいかが?

 

さてこんなGWに遊びまわって
一体クライミングする人ってどんな人?
って思う方もいるかもしれませんが

 

左から
公務員
公務員
公務員
公務員
ただの倉庫番

至って普通の人ばかりでしょ?

 

 

 

 

 

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